金晩の終電はトッポより詰まってる
フィリピン人の先輩「シミズもう食ワレヘン。先輩命令ヤ!食エ!!…奥サンにコロサレル。」と多すぎる弁当を差し出された時も確固たる意志で「NO」と断れるミスターご意見番も一つの悩みを抱えている。
カード払いである。
18歳の時に初めて 海外留学で必要になるであろうクレジットカードを作り留学に臨んだ。
しかし 出発の2日後にカードが無事家に届き、それ以来 一年間 一度も拝む事なく母親と己の記憶と共にタンスの奥深くにしまわれていた。
そして 20歳の時 急遽カードのみでしか支払いができない契約を結ぶ際に、再び清水の脳みそに「クレジット」の五文字が認知されたのだ。
開けてはならないパンドラの箱 禁忌魑魅魍魎の世界
見事 浦島太郎の如く開けてしまったのだ
初めの支払いはおよそ1万円も行かないぐらいだったろうか、初めてのカード払いもありしっかり家計簿をつけ管理していた。
しかし 人間
慣れは人を勤勉にさすのではなく、怠惰に近付ける。 -アシタカーラ・ガンバル(1685~1735)-
とネットに五万は在ろうと言う格言を仕事終わりの電車の中で5秒で作ったが、正にその通り。
最初はしっかりと家計簿やら誓約をかけるが、
2ヶ月後「カードって使えますか?」
4ヶ月後「カードでお願いします」
10ヶ月後「カードで」
15ヶ月後「分割で」
現在「…スッ」
誓約は4ヶ月で消え、家計簿に関しては1ヶ月で消滅した
自分に厳しく管理が好きな人はしっかりと守っていけるだろうが、B型乙女座オスの様なこの世の底辺には不可能なのである。
頻度だけの話でもなく、毎月ごとの支払いもジェットエンジンを搭載した鯉が滝を登る様に上がっていく
二ヶ月の頃は2万円の請求が来た時点で
「臓器売らなきゃ…」
と考えていたが
今現在は
「まだ2万?!今日俺全額出すわ!みんな飲もう!」
と、この変わり様 。
ネガティブうんこからリアルカイジうんこに変わる瞬間である。
分割払い、リボ払い、ボーナス払い、キャッシングなどのひでん技を知り、容易くも「家計簿」「月1万円まで」などの初期技は塵同然に消えゆく
そして 5月中盤
Twitterでも呟いたように
10万の大台を超え……
15万の大台へと歩みを進めた
これにも清水 初夏にも関わらず顔面蒼白
見慣れない6桁の数字は清水を幻術世界へと引き入れる
これは夢だ、夢だと自己暗示をかける清水の腕にはクレジットで買った 5万のヘルメットが煌々と輝いている。
それからと言うもの、帰路の時間に「全国民から1円搾取できる能力」「兄貴の臓器を闇バイヤーに売る人脈」「20代歯科衛生士のブラジャー、パンティーを合法的に盗む方法」を考える日々が続く
これらは6月27日にコンクリートで足を固められた清水が淀川から引き揚げられない為の対策であり
歯科衛生士だけの合コンのお誘いお待ちしております。スキっ歯の話で2時間持たす自信あります。